カメラを買う理由はなんだろう?
スマホで撮る写真に飽きたからかもしれない。恋人との思い出を残すためかもしれないし、子供が生まれたからとか、そんな理由の人もいるかもしれない。
先日福島県の郡山市にあるヤマダ電機でニコンの一眼レフカメラを買った。
D3400というカメラ。
ぶっちゃけただ写真を撮るだけならスマホで十分だと思う。
現に今までブログの写真を撮影する際にはスマホで写真を撮っていた。
なのになぜ一眼レフカメラなんて高いものを買ったの?それが今回の話。
ニコンのD3400
ニコンのD3400。
それが私が購入した一眼レフカメラの名前。
Nikon デジタル一眼レフカメラ D3400 ダブルズームキット ブラック D3400WZBK
- 出版社/メーカー: ニコン
- 発売日: 2016/09/16
- メディア: Camera
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私がアマゾンで確認した際、値段は値段は78,000円ほどだった。
しかしヤマダ電機で付けられていた値札は43,000円ほど。消費税を入れてもアンダー5万だった。それでも大学生の私にとってはなかなかの金額。
店員さんに声をかけ話を聞くと、この値段は正月セールの特別価格で在庫は一つだけだった。少し縁を感じた。
D3400の隣には同じニコンのD5600という機種が置いてあった。こちらは56,000円ほどのお値段。話を聞くとD3400よりグレードの高い機種らしく、こちらのほうがオススメだという。
聞くと、初心者にわかりやすい違いとしてD5600はモニターが様々な角度に動くらしい。やろうと思えば自撮りもできるし便利だ。
D5600を購入しようか少し心は揺らいだが、小さな決心を胸にD3400を購入した。
一眼レフカメラを買う言い訳。
私は春から社会人である。
今のうちに大学での思い出を写真に収めておこうと思った。
彼女の写真を撮ってもいい。これに理由はいらないが。
春から就く職業ではカメラを使うこともあるらしい。練習にもなる。
それになんといってもこのブログの運営にも使えるではないか。
駄文だらけのこのブログも、華やかな写真があればもっと日の目を見るかもしれない。
これが言い訳。
だがカメラを買う理由は他にある。
自分ではあまり認めたくない理由だが。
私の怖いこと。
私が恐れていることがある。
それは忘れることだ。
もしこれを読んでいる貴方が大学生ならば、一度考えてほしい。
「家族とあと何時間一緒にいられるのか」と。
私の家は少々変わった家で、家に父と母がいることは少なかったから、必然的に祖父と祖母にはお世話になった。
父や母との関係は壊滅的に悪い私だが、祖父と祖母の事はとても大切に思っている。
祖父母ももう年齢は75だ。
就職して忙しくなって、これから何時間一緒に過ごすことができるだろう。
これまでの時間もこれからの時間も忘れたくない。
忘れたくなくても忘れることがある。
忘れたほうが幸せなこともあるのだろうが、できるなら私は何も忘れたくない。
祖父と祖母との思い出なら猶更そう思う。
これから孝行しようというのに。
小さい決意。
これまで私は撮られる側に立っていた。
幼稚園、小学校、中学校、大きくなってからは撮られるのが恥ずかしくなって避けてきたが、いずれにしても撮る側に私があることはなく、撮られる側に立っていた。
だがこれからは撮る側に立とうと思った。。
お世話になったことを忘れないために。
写真を撮った日のことを思い出せるように。
写真を栞にしようと思った。
私が一眼レフカメラを買ったワケ。
「一眼レフカメラ買ったから、試しに写真のモデルになってよ。」
スマホのカメラじゃこうはいかない。
何も用事がなく、何のきっかけもないのにモデルになってもらうのは変だ。
でも、「一眼レフカメラを買ったから」それだけでモデルになってもらう理由になる。
今は1月。寒空の下祖父や祖母にモデルを頼むのは忍びないから、春になったらたくさんモデルになってもらおう。カメラを口実にどこか景色のいい場所に連れ出してもいい。
それにはこのカメラで十分だ。
カメラの値段以上のものを買えた気がする。
載せた写真は、一眼レフカメラを買って初めて撮った写真たち。
もっとたくさん腕を磨かなければ。