今週のお題「わたしと乗り物」
この世には完璧じゃないから魅力に溢れているものが沢山あると思いませんか?
私は不完全なものがどうしようもなく好きです。
不完全は前向きですから。
乗り物は不便であればあるほど、人の目には「粋」に映ることが多いのです。それは不便な乗り物を乗りこなしている人が、能力を発揮しているように見えて、眩しいからです。私もそういう感覚で、バイクに乗っている人を見て羨ましく感じ、そんな能力が欲しくなって、バイクに跨るようになったわけです。
清々日記様(https://star-watch0705.hatenablog.com/entry/2019/08/18/094420)より
この記事を読んで、ある漫画のあるセリフを思い出しました。
中学くらいの時に好きでよく読んでいた漫画で、BLEACHという漫画がありました。
ジャンプに連載していた漫画で、結構有名な作品なので知っている方は多いのではないでしょうか。
その漫画にこんなセリフがあります。
今まで存在した何物よりも素晴しくあれ
だが、けして完璧であるなかれ
科学者とは常にその二律背反に苦しみ続け更にそこに快楽を見出す生物でなければならないhttps://www49.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/863.htmlより
このセリフには当時とても共感を覚えました。
完璧は絶望です。完璧に到達した時点で完璧は死んでしまう。
完璧は素晴らしいことだけど、最大の悲しみでもあると思います。
なんせそれより上はもうないんですから。
さて、なぜこんな話をしたのかですが、清々日記さんの日記を読んでいて共感した部分が多いんです。
私はバイクが好きです。
車での快適なドライブもいいですが、バイクでの不自由なツーリングが大好きです。
バイクというのは、どこまでも不自由ですが自由な乗り物です。
雨が降っては憂鬱になり、台風を心配し、夏の暑さと冬の寒さに耐え、雪が降ったら乗ることもできない。
そのうえ人が支えてやらなきゃ一人で立つこともできない。
前にしか進めない。
四輪の普通の車と比べたら一体どれだけ不便か。
でもそれこそが魅力なんですよね。
不自由を楽しむ。不自由を楽しむその姿が私の眼には粋に映るのです。
完璧じゃないからこそ感じるものがあります。
不完全は素晴らしい。
ゲームのゲームのラスボスだってどこかしら、何かしら弱点はあるでしょう?
もしも私がラスボスになって…巨大ロボットを操る時には必ずどこかしら弱点を残します。